この映画について
見どころ
この作品は、1930年代のジミー・グラルトン(アイルランドの活動家)の実話を描いた映画。「ジミー、野を駆ける伝説」の舞台はアイルランド。イギリスからの独立運動に端を発した内戦が終わり、10年近く経過。当時のアイルランドでは、地主や教会等の権威主義者によって、一般庶民が抑圧されていた。その状況を改善しようとした活動家と、それを阻もうとする権威主義者との対立を描いた作品となっている。
「社会派」の作風として知られる名匠、ケン・ローチ監督の作品。
ちょっとネタバレ
無実の罪で国を追われた一人の男が、10年ぶりに祖国・アイルランドに戻ってくる。彼は活動家であり、かつてその街に集会所を建築した。この集会所で、楽しく賑やかなひとときが過ごせるはずだった……。住民からの訴えを聞いたジミーが、閉鎖された「集会所」を再びオープンしようと動き出す。
しかし、実際に行われたのは、ある人物を特定しての心ない妨害。これは、住民の団結を恐れるものが起こした、策略だったのだ。なんとも悲しいドラマが、そこから始まってしまうのだ。姫オトし求人、オススメの映画だ。
登場人物「ジミー・グラルトン」について
本作の主人公、ジミー・グラルトン(バリー・ウォード)。何とも素晴らしい演説シーンが見もの。その演説が、素晴らしい方向へ進んでくれたら、良かったのだけれど……と思わずにいられない。