この映画について
見どころ
一人の男の、そして一人の夫の奮闘するさまが何とも素晴らしい!原作となったのは、樋口卓治さんの人気小説。この作品は、愛とは何かを問う作品です。
この作品でメガホンをとったのは、「阪急電車 片道15分の奇跡」で監督デビューした三宅喜重。主人公の三村修治役を織田裕二、彼の妻を吉田羊、夫が見初めた妻の結婚相手に原田泰造、結婚相談所を営む修治の元仕事仲間を高島礼子が演じるなど、出演陣もなんとも豪華!面白くないはずがありません。
ちょっとネタバレ
三村修治は放送作家で、数多くのバラエティー番組を手がけ、多忙な日々を送っていました。ところがある日、末期のすい臓がんであると言われ、余命6か月の宣告を受けてしまうのです。ショックを受けながらも、気にかかるのは残されてしまう家族のこと。自分に、たった6か月で何ができるのかを考え、彼の出した答えは、自分の代わりに家族を支えてくれる人を探すこと。「人生最期の企画」と放送作家ならではの視点で考え出したこの計画を遂行すべく、そこでかつての仕事仲間に、妻の結婚相手を探してほしいと頼むのです……。
出演している織田裕二について
織田裕二さんのくったくのない笑顔が、逆に寂しさを感じさせますね。今までに無かった彼の演技だったと感じます。